これから終活を始める方へ [葬儀] について学びましょう!!

自分らしく最後を締め括るのに葬儀をどのように行いたいか決めておくことは大切です。

しかも、自分で取り仕切ることができないため、やはり家族に希望する葬儀と費用をどうするのかを伝えておくことも忘れないでください。

急に大きなお金が必要になる葬儀費用についても心配しているはずです。

目次

ラストステージの希望

葬儀お墓法要
葬儀全体の希望
・豪華、世間並、身内のみ
・葬儀費用
・葬儀の生前予約・契約
埋葬方法
・自分で準備している
墓・先祖の墓など
・お墓の場所・墓石など
四十九日(三十五日)
・参列者、どのような法要に
してほしいなどの希望
・家族に任せる
葬儀での個別の要望
・場所、喪主、戒名など
・祭壇飾り、棺、装束など
新しい埋葬方法一周忌(一周年)
・参列者、どのような法要に
してほしいなどの希望
特殊な希望
・エンバーミング・ラストメイク
・香典の取扱、寄付など
分骨・散骨の希望三回忌(三周年)以降
・抱擁を行うかどうか

一昔前までは地域でとり行っていた葬儀も、最近では葬儀社を通すことが多くなりました。

その分、葬儀の形式や金額などが多様化し、どのような葬儀にするかによって費用も大きく異なるようになりました。

日本人の寿命が延びて多くの方が80歳、90歳で亡くなる時代になりました。

社会とのつながりも減り、子の世代でさえ現役を退いているため、葬儀といえども参列者は少なく盛大な葬儀を執り行うことも少なくなりました。

家族葬や直葬が増えている理由もよくわかります

お葬式のイラスト「最後の対面」

そんな中で、自分で自分の葬儀をプロディースする人が増えてきました。

生前に模擬葬儀の体験をしたり、希望する葬儀の段取りをして見積もりを取り、生前に予約しておくなどです。

実際にエンディングノートを活用して葬儀で使用してほしい音楽、花、そして遺影を指定することができます。

一緒に葬儀で使ってほしい「音楽」「遺影」の写真を入れたDVDをエンディングノートに挟んでおくという人も増えました。

家族葬と従来型葬儀の会葬者の違い

葬儀の種類一般的な葬儀家族葬
会葬者家族+親族+一般会葬者家族+親族やごく親しい友人など

葬儀の種類

従来型の葬儀通夜・葬儀・告別式という従来通りに行う葬儀。
会葬者の人数によって費用が大きく異なる。
自由葬花だけの祭壇や好きな音楽をかけるなど葬儀社によっ
て様々なプランがある。事前に葬儀の様子を見学し
たり、葬儀社とよく相談しておきましょう。
家族葬原則として家族や親しい友人知人以外の会葬者がいな
い葬儀。人数が制限されるため、通常は費用も抑えられ
る。
直葬通夜・告別式を行わずに火葬する葬儀。家族だけの告別
式や読経だけを加えるシンプル葬もある。

余命宣告があったり、終末期で食べ物が食べられなくなったような時は、家族も事前に葬儀社の検討をつけるケースも多いようです。

しかし、多くの場合、残された家族は、どのような形で葬儀を行うか本人が亡くなった後の短時間のうちに決定して葬儀社に依頼しなければならないため、判断に困ることや後々後悔することが多いようです。

生前に自分の希望する葬儀や埋葬の形を家族に伝えるかエンディングノートに記載しておくことで、家族の負担が大きく軽減するはずです。

家族葬や直葬は、事前に周囲に告知していなければなぜ呼んでくれなかったのかとトラブルの原因にもなります。

また、葬儀を簡易に済ませて費用を節約したいのではないかと親族から詰め寄られることもあります。

本人が望む葬儀の形であったと周囲に言えるように、エンディングノートなどに自分の希望の葬儀を記載しておくことが重要です。

葬儀にかかるお金

葬儀費用は、大きく分けて4つの項目に分かれます。

葬儀費用

①葬儀にかかる費用

②飲食接待にかかる費用

③お寺にかかる費用

④火葬・香典返しにかかる費用

①は葬儀の斎場や祭壇、葬儀社の人件費など

②は通夜や精進落としの飲食費など

③は読経料、お車代、御膳料など

④は火葬費や通夜や葬儀に参列した方々に渡す返礼品の代金などです。

どんなお金をどこに支払うのかを確認しておきます。

葬儀社からの見積もりに入っていない費用もあり、のちに予想外のお金がかかってしまう例が多いからです。

一方、入ってくるお金もあります。

香典です。

ただし、香典は香典返しの費用も忘れないようにしておきます。

一般的に香典返しは予算の「半返し」が相場で、最近ではそん場で香典返しを行う「即日返し」が主流になってきています。

お葬式の心配をしている人のイラスト

また、「お礼」「心付け」も忘れないようにします。

「お礼」は近所の方や会社関係の方がお手伝いに来てくれる際のもので、親族など事情をよく心得ている人に尋ねるといいでしょう。

「心付け」は、霊柩車の運転手や火葬場の技術者などに渡すお金です。

葬儀社の人に聞けばおおよその金額がわかります。

事前に中に現金を入れた小袋を準備しておきます。

さて、自分でどの程度まで準備をしておくかはその方次第ですが、自分が望む葬儀の形と、おおよその費用を把握し、残された家族が葬儀費用はどこから捻出すれば良いのかをエンディングノートなどに書いておくと良いでしょう。

見積もり前に確認しておくこと

①葬儀の目的:一般葬・家族葬・直葬など

②葬儀スタイル:仏教・自由葬・音楽葬など

③葬儀を行う場所:自宅・お寺・斎場・セレモニー会館など

④宗派・菩提寺の有無:特定の菩提寺があれば事前に相談しておく

⑤参列者の予測人数:式場の大きさなどに影響

⑥祭壇の種類や規模:白木祭壇・花祭壇などにより費用が大きく異なる

⑦料理返礼品の単価予算:豪華にするのか節約するのかなど

⑧会葬礼状:オリジナルのものにするのか、一般的なものにするのかなど

⑨予算総額:あとで予想外の費用にならないように、葬儀・飲食・宗教者へのお礼を含めた総額の予算を決めておく

亡くなった後で慌ただしい中での見積もりは困難なため、後悔が多くなります。

生前に見積もりを行い、準備することをお勧めします。

葬儀費用と遺影写真の準備

お葬式のイラスト「おじいちゃんの遺影」

葬儀後の早い段階で葬儀費用の支払いが発生します。

個人の名義の預貯金は口座が凍結されて引き出せなくなってしまうので、いざというときに必要なお金を引き出せるように、ご夫婦でも、貯金はどちらかに偏らないようにしておくことが重要です。

また、葬儀に必要な資金を事前に子供達に葬儀費用として渡しておくこともできます。

万が一の際に、家族が困らないように葬儀費用の目途をつけて準備しておきましょう。

遺影写真は、生前に決めておくことをお勧めします。

亡くなった後に家族が遺影用の写真を決めるのにはとても苦労があります。

自分でお気に入りの写真を選んで、エンディングノートなどに挟んでおくといいでしょう。

葬儀社の選び方

葬儀社は、情報公開しており、色々相談に乗ってくれるところがお勧めです。

模擬葬儀やエンディングノートセミナーなどを開催して葬儀を体験できるケースもあります。

イベントでは、棺の中に入ったり、遺影の撮影会が行われたりしているので、機会があればぜひ参加してみてください。

その際には、葬儀社の型の人柄や葬儀の種類や内容を確認し、見積もりを作成してもらいましょう。

複数社検討して、自分に合った葬儀社を選んでおくのもお勧めです。

エンディングノートに記載したり、家族に伝えておきましょう。

葬儀の依頼で気をつけたいこと

日頃から万一に備えて、しっかり見積もりを取り、見積もりに含まれることと別途料金がかかることを確認できるようにしておきましょう。

最近では、インターネットを通じて葬儀社を紹介する会社もあります。

全国から依頼を受けて、加盟している葬儀社を紹介して紹介手数料をもらうというシステムです。

実際に依頼する際には葬儀を行う会社と直接打ち合わせを行い、希望や要望を伝えます。

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